鍼といえばツボや気、東洋医学を思い浮かべるかたが多いと思いますが当院では
 そのような東洋医学に基づいた鍼では、ありません。
 
 平方鍼法とは、故平方龍男氏が創始したもので、無痛またはそれに近い刺し方を
 研究し、現代医学を基礎として、触診などによって身体の変化を捉え治療する鍼

 
です。

        
特にリンパ・血液の流れを重視しています。

      
当院では、この平方鍼法を基本とした鍼を行っています。 
 人の身体はどこか調子が悪い場合、皮膚や筋肉に何かしらの変化が出てきたり、
 痛みやだるさなど自覚症状が現れたりします。
 そのような変化や症状を問診や触診などによって捉え、治療方針を立てていきま
 す。
 
 治療に使用する鍼は個別包装で滅菌処理されたディスポーザブル(使い捨て)
 す。
当院で揃えている鍼の太さは0.16mm~0.12mmです。症状の状態、鍼を
 する部位、治療を受ける方の鍼刺激に対する強さなどで太さを変えます
(鍼の長さ
 3cmで太さは0.14mmを使っています)

 
 当院は撚鍼(ねんしん)法です。皮膚の表面からゆっくりと静かに鍼をしていき
 ます。なるべく痛みのない鍼をするように心がけておりますが、治療中に痛みな
 ど不快な刺激を感じましたら、お知らせください。
 
 鍼をしている最中に、鍼をしている部分やその周囲、時には鍼をしたところから
 別の場所までずしんとした感覚やぼわ~とした感覚が生じることが時々あります。
 これは鍼の響きと言われているものですが、この感覚が好きな方もおられれば苦
 手な方もおられます。刺激の量も調節いたします。


 割烹の 紐の結べぬ 吾がこの手 辛うじて結ぶ 鍼師の尊き

                  平成13年12月 患者さんから、お礼の川柳